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HOMESTAY

ホームステイとはいったいどんなもの?

留学生がその国の一般家庭に下宿して生活体験をすることを「ホームステイ」と呼びます。また、その家族を「ホストファミリー」と呼びます。
ホームステイは、海外留学では最も一般的な滞在方法のひとつとされ、特に短期留学には非常に人気のある滞在方法です。また長期滞在者は到着時、最初の1ヶ月ほどをホームステイにあてることが多いでしょう。

ホテル、コンドミニアムなどに宿泊するのとは異なり、生活習慣や文化の違いを実体験することができ、生活の中での生きた語学力を身につけることができます。滞在期間をより中身の濃いものにするためにも、長期滞在でも最初はやはりホームステイが一番でしょう。

ただし、ホームステイは家族の一員としての自覚と態度が求められるものでもあります。普通の家庭だからこそ本当のオーストラリアの生活が体験できるのです。異文化を受け入れる謙虚さと寛容さを忘れずに、よい思い出を作りましょう。

ホームステイ の利点

  • シドニーでの生活開始において、バックパッカーやYHAでひとりっきりで生活を始めるのではなく、まずは到着時に第二の家族がいる・生活を一緒にする人がいるという安心感があります。
  • ネイティブスピーカーと一緒に住むことで、実生活で役立つ口語表現やスラングなど、生きた英会話を習得できます。
  • マナーや生活習慣を身に付けることができ、現地の人々とのコミュニケーション能力向上に役立ちます。またシェアなど1人暮らしを始めるにあたり、オーストラリアの食習慣や生活パターンを体得できます。
  • 通常のホテルやビジネスで運営されている宿泊場所よりも安い費用で滞在できます。
  • ホームステイ先には、部屋、家具、寝具など、生活に必要な最低限の設備が整っています。また食事もホームステイ料金に含まれていますから、自分で食材を購入して料理する必要がなく、語学学校や自分のやりたいことに集中できます。スーツケース1つで長期的に帯在することができます。

受入れ家庭(ホストファミリー)について

ホームステイの最大の目的は、オーストラリアの文化に触れ、現地の生活を垣間見ることです。ですからホストファミリーとなる家族はごく一般家庭で、海外からの留学生にその機会を与えるという趣旨に賛同された家庭となります。

またオーストラリアは共働きの家庭がほとんどで、シングルマザーや単身の家庭もたくさんあります。加えて、「オーストラリア人」と呼ばれるのは決して白人ばかりではなく、外国から移住したり、帰化した人も含まれます。

留学生の受入れをする動機は家庭によって様々です。多国籍文化を特長とするオーストラリアでは、子どもが学校に行けば必ず出身国の違うクラスメイトがいることから、幼い時から文化背景の異なる人と交流を持たせたいという親の意向や、留学生のために少しでも手助けしたい、教師をしていたので留学生に生活の中で教えたい、文化交流が楽しい、子どもが成長したので留学生の面倒を見たい、などが挙げられます。

ホストファミリーの職業も様々で、必ずしもホストマザーが主婦をしているとは限りません。西洋国らしく夫婦共働きの家庭は多く、時間のやりくりをしながら自身の家族そしてゲストの面倒をみるというパターンがほとんどです。海外から留学生が来るからといってすべての時間や都合を合わせるというよりも、むしろすでにあるホストファミリーの生活の中にゲストが入っていくと考えたほうが良いでしょう。

受け入れをするホストファミリーの居住エリアはシドニーシティ(CBD)を中心に、東西南北に広がります。喫煙やアレルギーの有無、そして学校のエリアを考慮し、できるだけ通いやすい場所にあるファミリーを選んでいきます。

エリアについてはSeek to Be自社手配ホームステイのページに詳しく記載しています。

ホームステイ先での生活

オーストラリア人は往々にして早寝早起きです。平日は仕事や学校がありますから、外食や夜の外出は少なく、非常に規則正しい生活をしていると言えるでしょう。その分週末はビーチに出かけたり、友人達とBBQをしたりして非常にアクティブに過ごします。

朝食は自分で食べたいものを準備するセルフサービスのスタイルです。(週末のランチも同じく、自分で準備をします。)朝は忙しいですから、家族が一緒に食べるというよりも出かける時間にあわせて自分で準備をします。

夕食は出来る限りホストファミリーと一緒にとるようにして、一家団欒の時間を過ごしましょう。食後も会話に入ったり、子ども達と遊んだりして、ファミリーと同じように過ごしてみましょう。最初は何を話してよいか分からないと感じますが、質問を前もって考えたり、写真を準備して見せながら話をするのもよいでしょう。

オーストラリアの食事は「ワンプレート」といって一枚のお皿の上にパン、ポテト、肉、野菜などがのっていることが多く、普段からさほど豪華な食事はしません。これも文化の違いですから、一緒に料理をするなどして交流を深めるのもよいでしょう。キッチンで使う英語は学校で学ぶものは異なる種類のものです。英語で会話ができるようになりたいと思っている留学生にはとても素晴らしい勉強の場、それもアドリブでどんどん話す場となりますから、知っている英語をフル活用して話をするとよいでしょう。

また、ホームステイ先には他国からの留学生が滞在していることもあります。英語だけではなく別の国の言葉も勉強でき、また心細さも軽減され、中には生涯の友人となることもあるでしょう。空いている時間をうまく使って、ホストファミリーや他国からの留学生との交流の時間を楽しんでください。

HOMESTAY SAMPLE SCHEDULE

Time Schedule
6:30 起床
6:45 朝食(自分で食べたいものを準備して食べる)
7:00~7:30 準備(ランチを持参する場合は自分で準備)
7:30 学校へ出発、公共交通機関で通学
9:00~12:30 学校・午前授業
12:30 ランチ
13:30~15:00 学校・午後授業
15:00~16:30 友達とシティ散策や図書館で勉強
16:30 帰宅
17:30~18:30 夕食の準備手伝い、自室で勉強など
18:30 夕食
19:00~20:30 家族団らん
20:30~21:30 自室で勉強など
21:30 就寝

※あくまでもサンプルです。

ホームステイを楽しむために

ホームステイを楽しむポイントは、日本の習慣は持ち込まず、オーストラリアの常識に合わせることです。日本とは生活習慣の違うホストファミリーと一緒に生活をするわけですから、その家庭の生活リズム、生活サイクルに合わせるように努力しましょう。また、挨拶をきちんとするなど普段から礼儀正しく接することは、ホストファミリーに好印象を与えます。

よくあるケースですが、英語が苦手だからといって、部屋に閉じこもる人がいます。これでは英語が上達しないだけでなく、せっかくの異文化交流の機会を逃していることになります。話しかけられるのを待つのではなく、積極的に自ら話しかけるようにしましょう。一生懸命会話して、言葉や生活習慣を学び、日本のことを話しましょう。些細なことのようですが、国際交流の輪を広げ、生活習慣を越えてお互いがよりよい関係になるよう努力することも大切です。

ホームステイを楽しむコツ

① 社会のルール、家庭のルール、決まりごとを守ること

どんな家庭にも大なり小なりルールがあります。ホームステイ先のルールは到着時に伝えられますから、言われたことはきちんと守ることです。また他人の部屋に勝手に入る、物を盗む、物を壊して放置するなど言語道断です。

② 自分のやりかたを通さない

①にも通じますが、分からなければホストファミリーに聞いてください。自分だったら・・・とマイルールを持ち込まず、基本はホストファミリーのルールありきです。

③ たくさん話をすること

英語力が低いからといって話ができないわけではありません。自分で辞書をひきながら質問を考えたり、答えを準備したりの努力も必要です。躊躇せずに話すということを心がけてください。

④ 自分の部屋に閉じこもらない

自室はあくまでも勉強や着替え、就寝の場だと考え、それ以外はリビングルームなどでホストファミリーとの交流の時間を作りましょう。自室に閉じこもったゲストはプライベートな時間を過ごしていると思われるだけで、ホストファミリーがわざわざ部屋まで来て誘ってくれるわけではありません。

⑤ 食事は積極的に家でとる

特に夕食の時間はホストファミリーとの大切な交流の時間です。今日一日何があったか、どんなところへ行ったのかなど、みんなと談笑しながらの食事は格別です。見たこと、食べたことのないものが食卓に並ぶのも文化体験の一つです。

ホームステイの参加条件

ホームステイをするのに特別な資格や英語力の規定はありません。ホームステイ先のルールが守ることができる人で、ホームステイ滞在を楽しみたい人であれば誰でも参加できます。ただし未成年単独ホームステイや親子ホームステイには年齢の区切りがあります。

また、滞在期間中有効なビザがあれば、種類は特に規定はありません。ETAsビザ、ワーキングホリデービザ、学生ビザなどで滞在することができます。

ホームステイでの滞在期間は参加するプログラム(学校を含む)によって規定があります。詳細は各種ホームステイのページに記載しています。